レクリエーションの一環として行なわれたアキアカネの卵とヤゴを観察・スケッチする授業では、生きもの語り研究所の大石さんは「なぜナツアカネの卵は丸いのに、アキアカネの卵は細長いのか」という疑問を、子供たちに投げかけていました。
「ナツアカネは飛びながら、水辺の草むらや稲の上からパラパラと卵を産むから、落ちたときに衝撃を少なくするために卵は丸いんじゃないか」「水面に卵を産むアキアカネは水の流れに対して転がりにくいように細長い形をしてるんじゃないか」など、様々な意見が飛び交っていました。
また生きもの調査では、会館前のビオトープで気に入った生きものを、顕微鏡で観察しスケッチをしていました。子供たちからは、「顕微鏡でのぞくと、こんなに小さいのに生きてることが分かるからすごい」「オタマジャクシやカエルの卵がたくさんある!」などと大はしゃぎでした。
最後に卒隊式を迎えた4名の6年生は、卒隊証書授与後、「調査隊で経験したことを活かして、中学校に行ってもがんばりたい」と笑顔で話し、また隊員にたいしては「僕たちが卒業しても、皆さんにはまだやるべきことが残っているので、積極的に参加してがんばってください。」と話していました。
▲ビオトープにはカエルの卵やオタマジャクシがたくさんいました
▲顕微鏡で透明な容器の中にいるアキアカネのヤゴを観察してスケッチしています
▲5,6人で1つの班になって、分からない時は農家のおじさんや先生に聞いていました